夏目漱石 『虞美人草』 荒海の下は地獄へ底抜けの、行くも帰るも徒事では通れない。 ただ広海の荒魚も、三つ尾の丸っ子も、同じ箱に入れられれば、水族館に隣合の友となる。 隔たりの関は見えぬが、仕切る硝子は透き通りながら、突き抜けようとすれば鼻頭を痛めるばかりである。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア