堀辰雄 『エトランジェ』 どこかその面差しが私の死んだお祖母さんに似てでもゐるのか知らん。 そのお婆さんだけは廊下などですれちがふと、なつかしげに私の方を見てにこにこと笑ひかける。 向うでも私が外國に殘してきた自分の孫に似てゐるとでも思つてゐるのかも知れん。 堀辰雄の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア