堀辰雄 『エトランジェ』 私はその一人が四五日前自分と一しよの汽車でこつちへ來たお孃さんであることをとつくに認めてゐたからである。 私の心臟は少しばかりだがドキドキした。 が、向うではこつちの顏を空氣のやうに見たきり、そのまま私たちの前をすうと通りすぎた。 堀辰雄の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア