堀辰雄 『エトランジェ』 まだ低唱は聞えてくる。 私ももう部屋へ歸らうと思つて帳場の時計を見たら、もう十一時を過ぎてゐた。 私は午前中書きものをする習慣だつたからこれまで毎夜のやうに早寢をしてしまつたので、こんな時刻まで起きてゐたことがなかつたのにその時始めて氣がついた。 堀辰雄の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア