さういふ今まで誰もが語らうとしなかつた領分内のことを、プルウストは語らうとしましたから、甚だ不器用にしか語れなかつたのだと言ふことが出來ます。
そしてさういふ不器用な、ぎごちないものこそは、プルウストに限らず、あらゆる獨創的な作家に背負はされてゐるところのものであると申しても差支へないやうであります。
附記 「マルセル・プルウスト」はもうかれこれ十數年前の舊稿である。
さういふ今まで誰もが語らうとしなかつた領分内のことを、プルウストは語らうとしましたから、甚だ不器用にしか語れなかつたのだと言ふことが出來ます。
そしてさういふ不器用な、ぎごちないものこそは、プルウストに限らず、あらゆる獨創的な作家に背負はされてゐるところのものであると申しても差支へないやうであります。
附記 「マルセル・プルウスト」はもうかれこれ十數年前の舊稿である。