堀辰雄 『フローラとフォーナ』 そのうち小川に沿つてアカシアが咲き出した。 その時分は雨ばかり降つてゐたものだから、もうあの花も散つたかしらと思つて、それをしばらく見に行かないことを氣にしてゐたが、とうとう或る日、雨を冒してその小川のほとりまで行つて見た。 だいぶ散つてゐた。 堀辰雄の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア