堀辰雄 『「マルテの手記」』 再び怖ろしいパリのすがた。 リルケは「生」の問題を最後まで考へ、最後まで見究めんとして彼の分身マルテをその「生」の最もぎりぎりのところ――殆ど「死」の傍――に終始立たしめた。 あまりに弱い神經の持主マルテにはこれ以上殆ど生きがたいやうにさへ見える。 堀辰雄の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア