葭がところどころに群生している外には、私達の邪魔になるようなものは何物もなかった。
一箇処、岸の崩れたところがあって、其処に生えていた水楢の若木が根こそぎ湖水へ横倒しにされながら、いまだに青い葉を簇がらせていた。
私達はその木を避けるために、殆ど水とすれすれのところを歩かなければならなかった。
葭がところどころに群生している外には、私達の邪魔になるようなものは何物もなかった。
一箇処、岸の崩れたところがあって、其処に生えていた水楢の若木が根こそぎ湖水へ横倒しにされながら、いまだに青い葉を簇がらせていた。
私達はその木を避けるために、殆ど水とすれすれのところを歩かなければならなかった。