堀辰雄 『晩夏』 私は窓から見るともなしに霧雨のふっている裏山を見やっていた。 蓑をきた男に手綱をとられながら、一ぱい背中に湿った草を積んだ馬が、その道をとぼとぼと登って往った。 その馬の傍には、かわいらしい仔馬が一匹ついていく。 堀辰雄の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア