それをまた、けばけばしい姿なんぞと誰が言っているのか」などと書いて来られたが、よくもまあそんな空々しい事が仰ゃれたもの。
そんな葵祭が過ぎてから、殿は又かき絶えたように入らっしゃらなくなった。
道綱は、この頃、しきりに例の大和守の女の許へ文をやっては、内気な子だから、女の方の返事の思わしくないのを、一人でもどかしく思っているらしい。
それをまた、けばけばしい姿なんぞと誰が言っているのか」などと書いて来られたが、よくもまあそんな空々しい事が仰ゃれたもの。
そんな葵祭が過ぎてから、殿は又かき絶えたように入らっしゃらなくなった。
道綱は、この頃、しきりに例の大和守の女の許へ文をやっては、内気な子だから、女の方の返事の思わしくないのを、一人でもどかしく思っているらしい。