夏目漱石 『虞美人草』 堅き真鍮版に、どっかと布の目を潰して、重たき箔を楯形に置いたのがある。 素気なきカーフの背を鈍色に緑に上下に区切って、双方に文字だけを鏤めたのがある。 ざら目の紙に、品よく朱の書名を配置した扉も見える。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア