堀辰雄 『風立ちぬ』 この頃、私はよく夜の明けかかる時分に目を覚ます。 そんなときは、私は屡々そっと起き上って、病人の寝顔をしげしげと見つめている。 ベッドの縁や壜などはだんだん黄ばみかけて来ているのに、彼女の顔だけがいつまでも蒼白い。 堀辰雄の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア