夜、私は遅くまで何もしないで机に向ったまま、バルコンの上に落ちている明りの影が窓を離れるにつれてだんだん幽かになりながら、暗に四方から包まれているのを、あたかも自分の心の裡さながらのような気がしながら、ぼんやりと見入っている。
ひょっとしたら病人もまだ寝つかれずに、私のことを考えているかも知れないと思いながら……
十二月一日
夜、私は遅くまで何もしないで机に向ったまま、バルコンの上に落ちている明りの影が窓を離れるにつれてだんだん幽かになりながら、暗に四方から包まれているのを、あたかも自分の心の裡さながらのような気がしながら、ぼんやりと見入っている。
ひょっとしたら病人もまだ寝つかれずに、私のことを考えているかも知れないと思いながら……
十二月一日