私は何度もそのサナトリウムの入口に立っては、電報で呼び寄せたお前の父の来るのを待ち切れなさそうにしていた。
やっと真夜中近くになって父は着いた。
しかしお前はそういう父をちらりと見ながら、脣のまわりにふと微笑ともつかないようなものを漂わせたきりだった。
私は何度もそのサナトリウムの入口に立っては、電報で呼び寄せたお前の父の来るのを待ち切れなさそうにしていた。
やっと真夜中近くになって父は着いた。
しかしお前はそういう父をちらりと見ながら、脣のまわりにふと微笑ともつかないようなものを漂わせたきりだった。