「本当に、こういう風のある、寒い日でなければ……」と私は鸚鵡がえしに返事をしながら、神父のいま何気なく言ったその言葉だけは妙に私の心にも触れてくるのを感じていた……
一時間ばかりそうやって神父のところに居てから、私が小屋に帰って見ると、小さな小包が届いていた。
ずっと前から註文してあったリルケの「鎮魂歌」が二三冊の本と一しょに、いろんな附箋がつけられて、方々へ廻送されながら、やっとの事でいま私の許に届いたのだった。
「本当に、こういう風のある、寒い日でなければ……」と私は鸚鵡がえしに返事をしながら、神父のいま何気なく言ったその言葉だけは妙に私の心にも触れてくるのを感じていた……
一時間ばかりそうやって神父のところに居てから、私が小屋に帰って見ると、小さな小包が届いていた。
ずっと前から註文してあったリルケの「鎮魂歌」が二三冊の本と一しょに、いろんな附箋がつけられて、方々へ廻送されながら、やっとの事でいま私の許に届いたのだった。