堀辰雄 『姨捨』 そのうち話もと絶えがちになって、二人は黙って空をじっと仰いでいた。 「このまま私がすうと飛び失せて、ゆくえ知れずになってしまったら、どうだろうか知ら」姉が出し抜けにそんな事を口にした。 少女はおそろしそうに顔を伏せた。 堀辰雄の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア