堀辰雄 『姨捨』 しかし、隣家からは、相不変、なんの返事も無いらしかった。 男はとうとう、笛を吹き吹き、その家の前を通り過ぎて往った。 互に慰めもし、慰められもしたそんな一人の姉が、佗びしい仮住の家で、二番目の子を生んで亡くなったのは、それから間のない事だった。 堀辰雄の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア