そのうち何処から渡って来たのか、一群の渡り鳥らしいものが、その暮れがたの森の上に急に立ち騒ぎ出した。
国守は、その鳥の群がようやくその森に落ち著いてしまうまで、空けたようにそれを見つづけていた。
それから五年立った秋、父は漸っと任を果して、常陸から上って来た。
そのうち何処から渡って来たのか、一群の渡り鳥らしいものが、その暮れがたの森の上に急に立ち騒ぎ出した。
国守は、その鳥の群がようやくその森に落ち著いてしまうまで、空けたようにそれを見つづけていた。
それから五年立った秋、父は漸っと任を果して、常陸から上って来た。