堀辰雄 『菜穂子』 「まあ綺麗な虹だこと……」思わずそう口に出しながら私はパラソルのなかからそれを見上げた。 森さんも私のそばに立ったまま、まぶしそうにその虹を見上げていた。 そうして何だか非常に穏かな、そのくせ妙に興奮なさっていらっしゃるような面持をしていられた。 堀辰雄の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア