私はスウプを啜ろうとしかけたとき、ふとあの紙片が「昴」からの切り抜きであったことを憶い出した。
(それまでもそれに気がついていたが、それが何んの雑誌だろうと私は別に問題にしていなかったのだ。
そしてその雑誌なら、毎号私のところにも送ってきてある筈だが、この頃手にもとらずに放ってあるので、若しかしたら私の知らぬ間に、兄さんはともかく、お前はもうその詩を読んでいるかも知れなかった。
私はスウプを啜ろうとしかけたとき、ふとあの紙片が「昴」からの切り抜きであったことを憶い出した。
(それまでもそれに気がついていたが、それが何んの雑誌だろうと私は別に問題にしていなかったのだ。
そしてその雑誌なら、毎号私のところにも送ってきてある筈だが、この頃手にもとらずに放ってあるので、若しかしたら私の知らぬ間に、兄さんはともかく、お前はもうその詩を読んでいるかも知れなかった。