私は窓に近よりながら、どんな小鳥だろうと見ようとすると、この頃すこし眼が悪くなってきたのか、いつまでもそれが見あたらずにいることがあった。
そのことは半ば私を悲しませ、半ば私の気に入った。
が、そうしていつまでもうつけたように、かすかに揺れ動いている梢を見上げていると、いきなり私の眼の前に、蜘蛛が長く糸をひきながら落ちてきて、私をびっくりさせたりした。
私は窓に近よりながら、どんな小鳥だろうと見ようとすると、この頃すこし眼が悪くなってきたのか、いつまでもそれが見あたらずにいることがあった。
そのことは半ば私を悲しませ、半ば私の気に入った。
が、そうしていつまでもうつけたように、かすかに揺れ動いている梢を見上げていると、いきなり私の眼の前に、蜘蛛が長く糸をひきながら落ちてきて、私をびっくりさせたりした。