堀辰雄 『菜穂子』 暫くの間、私たちはその村はずれの分かれ道に、自分たちが無言でいることも忘れたように、うつけた様子で立ちつくしていた。 そのとき村の真ん中から正午を知らせる鈍い鐘の音が出し抜けに聞えてきた。 それがそんな沈黙をやっと私たちにも気づかせた。 堀辰雄の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア