この日記に再び自分が戻って来ることがあろうなどとは私はこの二三年思ってもみなかった。
去年のいま頃、このO村でふとしたことから暫く忘れていたこの日記のことを思い出させられて、何とも云えない慚愧のあまりにこれを焼いてしまおうかと思ったことはあった。
が、そのときそれを焼く前に一度読み返しておこうと思って、それすらためらわれているうちに焼く機会さえ失ってしまった位で、よもや自分がそれを再び取り上げて書き続けるような事になろうとは夢にも思わなかったのである。
この日記に再び自分が戻って来ることがあろうなどとは私はこの二三年思ってもみなかった。
去年のいま頃、このO村でふとしたことから暫く忘れていたこの日記のことを思い出させられて、何とも云えない慚愧のあまりにこれを焼いてしまおうかと思ったことはあった。
が、そのときそれを焼く前に一度読み返しておこうと思って、それすらためらわれているうちに焼く機会さえ失ってしまった位で、よもや自分がそれを再び取り上げて書き続けるような事になろうとは夢にも思わなかったのである。