そのときも、私はいざこれから此の手帳を火に投じようとしかけた時、ふいともう一度それを読み返して、それが長いこと私を苦しめていた正体を現在のこのような醒めた心で確かめてからでも遅くはあるまいと考えた。
しかし、私はそうは思ったものの、そのときの気分ではそれをどうしても読み返してみる気にはなれなかった。
そうして私はそれをその儘、マントル・ピイスの上に置いておいた。
そのときも、私はいざこれから此の手帳を火に投じようとしかけた時、ふいともう一度それを読み返して、それが長いこと私を苦しめていた正体を現在のこのような醒めた心で確かめてからでも遅くはあるまいと考えた。
しかし、私はそうは思ったものの、そのときの気分ではそれをどうしても読み返してみる気にはなれなかった。
そうして私はそれをその儘、マントル・ピイスの上に置いておいた。