堀辰雄 『菜穂子』 娘は小さな籠を手にしていた。 林の向うの小川から芹を摘んで来た帰りなのだった。 二人は林を出ると、それからは一ことも物を云い合わずに、後になったり先になったりしながら、桑畑の間を村の方へ帰って行った。 堀辰雄の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア