堀辰雄 『菜穂子』 或朝、菜穂子は床から起きようとした時、急にはげしく咳き込んで、変な痰が出たと思ったら、それは真赤だった。 菜穂子は慌てずに、それを自分で始末してから、いつものように起きて、誰にも云わないでいた。 一日中、外には何んにも変った事が起らなかった。 堀辰雄の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア