堀辰雄 『菜穂子』 いま、山の療養所に、こうして一人きりでいなければならない彼女は、此処ではじめて生の愉しさに近いものを味っていた。 生の愉しさ? それは単に病気そのもののけだるさ、そのために生じるすべての瑣事に対する無関心のさせる業だろうか。 堀辰雄の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア