堀辰雄 『菜穂子』 五月になった。 圭介の母からはときどき長い見舞の手紙が来たが、圭介自身は殆ど手紙と云うものをよこした事がなかった。 彼女はそれをいかにも圭介らしいと思い、結局その方が彼女にも気儘でよかった。 堀辰雄の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア