堀辰雄 『菜穂子』 しかし明はますます気むずかしくなって、相手には滅多に口さえ利かせないようになった。 明自身も殆ど喋舌らなかった。 そして二人は唯、肩を並べて、空を通り過ぎる小さな雲だの、雑木林の新しい葉の光る具合だのを互に見合っていた。 堀辰雄の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア