が、稀に母に向って病人の容態を尋ねる位で、いつも簡単な母の答で満足をし、それ以上立ち入ってどう云う手紙をやりとりしているか、全然知ろうとはしなかった。
圭介はその日の長与の話から、母がいつも何か自分に隠し立てをしているらしい事に気づくと、突然相手に云いようのない苛立しさを感じ出すと共に、今までの自分の遣り方にも烈しく後悔しはじめた。
それから二三日後、圭介は急に明日会社を休んで妻のところへ見舞に行って来ると云い張った。
が、稀に母に向って病人の容態を尋ねる位で、いつも簡単な母の答で満足をし、それ以上立ち入ってどう云う手紙をやりとりしているか、全然知ろうとはしなかった。
圭介はその日の長与の話から、母がいつも何か自分に隠し立てをしているらしい事に気づくと、突然相手に云いようのない苛立しさを感じ出すと共に、今までの自分の遣り方にも烈しく後悔しはじめた。
それから二三日後、圭介は急に明日会社を休んで妻のところへ見舞に行って来ると云い張った。