汽車が山間らしい外の駅と少しも変らない小さな駅に著いた後、危く発車しようとする間際になって、それが療養所のある駅であるのに気づいて、圭介は慌てて吹き降りの中にびしょ濡れになりながら飛び下りた。
駅の前には雨に打たれた古ぼけた自動車が一台駐っていたきりだった。
圭介の外にも、若い女の客が一人いたが、同じ療養所へ行くので、二人は一しょに乗って行く事にした。
汽車が山間らしい外の駅と少しも変らない小さな駅に著いた後、危く発車しようとする間際になって、それが療養所のある駅であるのに気づいて、圭介は慌てて吹き降りの中にびしょ濡れになりながら飛び下りた。
駅の前には雨に打たれた古ぼけた自動車が一台駐っていたきりだった。
圭介の外にも、若い女の客が一人いたが、同じ療養所へ行くので、二人は一しょに乗って行く事にした。