堀辰雄 『菜穂子』 こんな近くで初枝を見たのははじめてだった。 初枝は、母親似の、細面の美しい顔立をし、思ったほど窶れてもいなかった。 そして自分の病気の話をそんな目の前でされているのに、嫌な顔ひとつしないで、ただ羞しそうな様子をしていた。 堀辰雄の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア