堀辰雄 『菜穂子』 空の色はそのうちに変り始めた。 明はその色の変化を見ているうちに、急にたまらないほど悪寒を感じ出した。 黒川圭介は、その時もまださっきと同じ考え事をしているような様子で、夕焼けした西空に向いながら、プラットフォームの端にぼんやりと突立っていた。 堀辰雄の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア