そして何度も足を休めては、ずんずん冷え込んで来る夕方の空気の中で、彼は自分の全身が急に悪寒がして来たり、すぐそのあとで又急に火のように熱くなって来たりするのを、ただもう空ろな気持ちで感じていた。
森が近づき出した。
その森を控えて、一軒の廃屋に近い農家が相変らず立ち、その前に一匹の穢い犬がうずくまっていた。
そして何度も足を休めては、ずんずん冷え込んで来る夕方の空気の中で、彼は自分の全身が急に悪寒がして来たり、すぐそのあとで又急に火のように熱くなって来たりするのを、ただもう空ろな気持ちで感じていた。
森が近づき出した。
その森を控えて、一軒の廃屋に近い農家が相変らず立ち、その前に一匹の穢い犬がうずくまっていた。