いくら天平好みの寺だといったって、こんな小っちゃな寺の、しかもその廃頽した気分に、こんなにうつつを抜かしていたのでは。
……こんな事では、いつまで立っても万葉気分にはいれそうにもない。
まあ、せいぜい何処やらにまだ万葉の香りのうっすらと残っている伊勢物語風なものぐらいしか考えられまい。
いくら天平好みの寺だといったって、こんな小っちゃな寺の、しかもその廃頽した気分に、こんなにうつつを抜かしていたのでは。
……こんな事では、いつまで立っても万葉気分にはいれそうにもない。
まあ、せいぜい何処やらにまだ万葉の香りのうっすらと残っている伊勢物語風なものぐらいしか考えられまい。