堀辰雄 『大和路・信濃路』 僕はそれから顔をその柱にすれすれにして、それを嗅いでみた。 日なたの匂いまでもそこには幽かに残っていた。 僕はそうやって何んだか気の遠くなるような数分を過ごしていたが、もうすっかり日が暮れてしまったのに気がつくと、ようやっと金堂から下りた。 堀辰雄の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア