そうしてその仏たちのお貌だの、宝冠だの、天衣だのは、まだところどころの陰などに、目のさめるほど鮮やかな紅だの、緑だの、黄だの、紫だのを残している。
西域あたりの画風らしい天衣などの緑いろの凹凸のぐあいも言いしれず美しい。
東の隅の小壁に描かれた菩薩の、手にしている蓮華に見入っていると、それがなんだか薔薇の花かなんぞのような、幻覚さえおこって来そうになるほどだ。
そうしてその仏たちのお貌だの、宝冠だの、天衣だのは、まだところどころの陰などに、目のさめるほど鮮やかな紅だの、緑だの、黄だの、紫だのを残している。
西域あたりの画風らしい天衣などの緑いろの凹凸のぐあいも言いしれず美しい。
東の隅の小壁に描かれた菩薩の、手にしている蓮華に見入っていると、それがなんだか薔薇の花かなんぞのような、幻覚さえおこって来そうになるほどだ。