堀辰雄 『大和路・信濃路』 僕の一番好きな百済観音は、中央の、小ぢんまりとした明かるい一室に、ただ一体だけ安置せられている。 こんどはひどく優遇されたものである。 が、そんなことにも無関心そうに、この美しい像は相変らずあどけなく頬笑まれながら、静かにお立ちになっていられる。 堀辰雄の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア