そんな想像が僕の好奇心を少しくそそのかしました。
次ぎの日――きのうは、恭仁京の址をたずねて、瓶原にいって一日じゅうぶらぶらしていました。
ここの山々もおおく南を向き、その上のほうが蜜柑畑になっていると見え、静かな林のなかなどを、しばらく誰にも逢わずに山のほうに歩いていると、突然、上のほうから蜜柑をいっぱい詰めた大きな籠を背負った娘たちがきゃっきゃっといいながら下りてくるのに驚かされたりしました。
そんな想像が僕の好奇心を少しくそそのかしました。
次ぎの日――きのうは、恭仁京の址をたずねて、瓶原にいって一日じゅうぶらぶらしていました。
ここの山々もおおく南を向き、その上のほうが蜜柑畑になっていると見え、静かな林のなかなどを、しばらく誰にも逢わずに山のほうに歩いていると、突然、上のほうから蜜柑をいっぱい詰めた大きな籠を背負った娘たちがきゃっきゃっといいながら下りてくるのに驚かされたりしました。