――でも、最初まあそんなものでも書こうとしかけていた僕のきょうの行程を続けてみますと、そうやって軽のあたりをさまよった後、剣の池のほうに出て、それから藁塚のあちこちに堆く積まれている苅田のなかを、香具山や耳成山をたえず目にしながら歩いているうちに、いつか飛鳥川のまえに出てしまいました。
ここいらへんはまだいかにも田舎じみた小川です。
が、すこしそれに沿って歩いていますと、すぐもう川の向うに雷の村が見えてきました。
――でも、最初まあそんなものでも書こうとしかけていた僕のきょうの行程を続けてみますと、そうやって軽のあたりをさまよった後、剣の池のほうに出て、それから藁塚のあちこちに堆く積まれている苅田のなかを、香具山や耳成山をたえず目にしながら歩いているうちに、いつか飛鳥川のまえに出てしまいました。
ここいらへんはまだいかにも田舎じみた小川です。
が、すこしそれに沿って歩いていますと、すぐもう川の向うに雷の村が見えてきました。