僕たちはあすは何処かもっと山の方――菅平か、野辺山あたりまで出かけ、妻がこちらに来る頃にまた戻ってくることを約束して林のはずれで別れた。
僕たちはそれから沈黙がちに、枯木の下を抜け抜け、僕たちの靴に踏まれて凍った土の割れる音を耳にしながら、歩いていった。
するともう一つ、ときどき何処かから、それとはちがった、硬い、金属的な幽かな音が聞えて来た。
僕たちはあすは何処かもっと山の方――菅平か、野辺山あたりまで出かけ、妻がこちらに来る頃にまた戻ってくることを約束して林のはずれで別れた。
僕たちはそれから沈黙がちに、枯木の下を抜け抜け、僕たちの靴に踏まれて凍った土の割れる音を耳にしながら、歩いていった。
するともう一つ、ときどき何処かから、それとはちがった、硬い、金属的な幽かな音が聞えて来た。