そうして此処まで来て、その三文字をなにげなく口にするとき、はじめてそのいい味の分かるような、それほどこの土地の一部になりきってしまっている純粋な名なんだなとおもった。
その高原の駅に下りたのは僕たちのほかには、二人づれの猟師が一組あるきり。
――その猟師たちは駅員と一しょになって檻に入れられてきた猟犬をとり出しにかかっていた。
そうして此処まで来て、その三文字をなにげなく口にするとき、はじめてそのいい味の分かるような、それほどこの土地の一部になりきってしまっている純粋な名なんだなとおもった。
その高原の駅に下りたのは僕たちのほかには、二人づれの猟師が一組あるきり。
――その猟師たちは駅員と一しょになって檻に入れられてきた猟犬をとり出しにかかっていた。