日光もほどよく温かで、こうして歩いているとすこし汗ばんでくる位。
――だが、ものの十分とたたないうちに、僕たちの前方を歩いていた猟師たちは、急に林の中へでもはいってしまったのか、もう影も形も見えない。
そのかわりに、いつのまにか、僕たちの背後には重そうな鞄を背負った郵便配達夫がひとり姿をあらわし、黙々として泥濘のなかを歩きつづけながら、傍目もふらずに僕たちを追い越そうとしているのだった。
日光もほどよく温かで、こうして歩いているとすこし汗ばんでくる位。
――だが、ものの十分とたたないうちに、僕たちの前方を歩いていた猟師たちは、急に林の中へでもはいってしまったのか、もう影も形も見えない。
そのかわりに、いつのまにか、僕たちの背後には重そうな鞄を背負った郵便配達夫がひとり姿をあらわし、黙々として泥濘のなかを歩きつづけながら、傍目もふらずに僕たちを追い越そうとしているのだった。