そのうちにこんどは、彼方に、木曾のまっしろな山々がくっきりと見え出してきた。
その晩、その木曾福島の宿に泊って、明けがた目をさまして見ると、おもいがけない吹雪だった。
「とんだものがふり出しました……」宿の女中が火を運んできながら、気の毒そうにいうのだった。
そのうちにこんどは、彼方に、木曾のまっしろな山々がくっきりと見え出してきた。
その晩、その木曾福島の宿に泊って、明けがた目をさまして見ると、おもいがけない吹雪だった。
「とんだものがふり出しました……」宿の女中が火を運んできながら、気の毒そうにいうのだった。