そんなふうで、三つ四つ小さな駅を過ぎる間、僕はあいかわらず一人だけ、木曾川に沿った窓ぎわを離れずにいたが、そのうちだんだんそんな雪もあるかないか位にしかちらつかなくなり出してきたのを、なんだか残り惜しそうに見やっていた。
もう木曾路ともお別れだ。
気まぐれな雪よ、旅びとの去ったあとも、もうすこし木曾の山々にふっておれ。
そんなふうで、三つ四つ小さな駅を過ぎる間、僕はあいかわらず一人だけ、木曾川に沿った窓ぎわを離れずにいたが、そのうちだんだんそんな雪もあるかないか位にしかちらつかなくなり出してきたのを、なんだか残り惜しそうに見やっていた。
もう木曾路ともお別れだ。
気まぐれな雪よ、旅びとの去ったあとも、もうすこし木曾の山々にふっておれ。