雪の質は乾いてさらさらとしているし、風もないので、零下何度だか知らないけれど、寒さはそうひどく感ぜられなかった。
そのうちに、向うの厩の中から、さいぜんの若い馭者が馬の口をとりながら、一台の雪橇を曳き出して来るのが見えた。
僕は雪橇というものをはじめて見た。
雪の質は乾いてさらさらとしているし、風もないので、零下何度だか知らないけれど、寒さはそうひどく感ぜられなかった。
そのうちに、向うの厩の中から、さいぜんの若い馭者が馬の口をとりながら、一台の雪橇を曳き出して来るのが見えた。
僕は雪橇というものをはじめて見た。