堀辰雄 『大和路・信濃路』 ――粗末な箱型をしたものに、幌とはほんの名ばかりの、継ぎはぎだらけの鼠いろの布を被っただけのものである。 馭者台なんぞもない。 それもそのはず、馭者は馬のさきに立って雪のなかを歩いてゆくのである。 堀辰雄の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア