堀辰雄 『大和路・信濃路』 火鉢には火もどっさり入れてある。 ――寒いから、その火鉢に足をのせて、その上からその毛布をかけよと云ってくれる。 そう云うとおりに、僕がそこにあった毛布をひろげて膝の上にかけ出すのを見とどけると、馭者は幌をすっかり下ろして、馬のほうへ飛んでいった。 堀辰雄の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア