――このままこうしてごとんごとんと揺られながら、毛布の中に小さくなっていたんでは、いくら寒さはしのげても、なんにも見えず、わざわざ雪のなかまでやってきたかいがない。
そこで幌を少しもち上げてみたが、その位のことでは、道ばたに積みあげられた雪のほかは何んにも見えない。
が、さっきから首すじがすこし寒いとはおもっていたが、そこのところだけ幌の布がなんだか綻んだようになっていて、ひらひらしているのにはじめて気がついた。
――このままこうしてごとんごとんと揺られながら、毛布の中に小さくなっていたんでは、いくら寒さはしのげても、なんにも見えず、わざわざ雪のなかまでやってきたかいがない。
そこで幌を少しもち上げてみたが、その位のことでは、道ばたに積みあげられた雪のほかは何んにも見えない。
が、さっきから首すじがすこし寒いとはおもっていたが、そこのところだけ幌の布がなんだか綻んだようになっていて、ひらひらしているのにはじめて気がついた。