いつもすべてのものに対してニィチェのいう「遠隔の感じ」を失いたくないのだ。
そのくせ、いつの日にか大和を大和ともおもわずに、ただ何んとなくいい小さな古国だとおもう位の云い知れぬなつかしさで一ぱいになりながら、歩けるようになりたいともおもっているのだ。
たわわに柑橘類のみのった山裾をいい香りをかいで歩きながら、ああこれも古墳のあとかなと考え出すのは、どうもね。
いつもすべてのものに対してニィチェのいう「遠隔の感じ」を失いたくないのだ。
そのくせ、いつの日にか大和を大和ともおもわずに、ただ何んとなくいい小さな古国だとおもう位の云い知れぬなつかしさで一ぱいになりながら、歩けるようになりたいともおもっているのだ。
たわわに柑橘類のみのった山裾をいい香りをかいで歩きながら、ああこれも古墳のあとかなと考え出すのは、どうもね。